周年事業の目的/記念品や式典だけではないブランディングとしての周年事業
節目を迎える「周年」こそ変革を起こすチャンス。
お客様から最初にご相談をいただく内容は、「式典」や「記念品」などハード面に関することが多いのですが、弊社ではまず、周年事業を行う目的を明確にするために、「何を行いたいのか」ではなく、「どんな目標があるのか」を把握することからはじめます。そして、どのようにすればその目標が達成できるかを考えた上で、周年事業を経営戦略として活用するためのご提案を行っていきます。
創業の精神を未来へとつなぎ、時流を読み、新しいビジョンを描き展開する。周年事業は、時代が求めるブランドを創り、企業文化に寄与し、成長させるための変革を行う絶好のチャンスです。弊社では、それぞれの企業の目標にあわせて、新しい時代を生き抜く強力なブランディングを、戦略的かつ印象的に進めていきます。
黒川温泉ブーム、その秘密を読む
一人のアイデア〈哲学〉からはじまった。
自然を満喫しながら、風情ある温泉に入る。木造りの温泉手形を差し出せば、3湯まで入浴できるという楽しさや、自然を守る取り組みも話題となった黒川温泉は、数々の賞に輝き、多くの女性客が全国から押し寄せている。
男性客、団体客中心、宴会需要に依存していた当時の温泉の中で、ある一人の温泉宿の主人が、温泉革命に立ち上がった。彼は、お客様の声に耳を傾け、お客様の満足とは何かを必死に問い続けた。
「癒しとくつろぎを求めて来るから、風呂こそが大切」と、露天風呂や自然にこだわり、独自の哲学を築いていく。その“変わりモン”の考えに共鳴した若手経営者から火がつき徐々に野趣満天の露天風呂が整い、若い女性客による黒川温泉ブームが巻き起こることとなる。
ブランディングの重要性
黒川温泉の成功事例は、徹底したブランディングにあります。温泉街全体を1軒の旅館と考え、共存・共生、環境などの時代の発想に貫かれた、確率したブランドコンセプトを持っています。
ここから学ぶことは、私たち企業は、強い商品を創らなければならないということ。唯一無二の、強いブランドでなければならないのです。“ブランディング”こそ、あなたの会社の未来の鍵を握っています。