工場見学のこれから/今後拡大が予想される工場見学における課題とは
情報に受身だった生活者が
自ら情報収集する時代に
従来は、企業情報や新製品情報などは、テレビや新聞と言ったマスメディアなどを解した間接的な形でコミュニケーションが図られていました。これは生活者が情報に対し受動的だったと言えます。
一方、近年はインターネットの普及などに伴い、情報が企業や団体、または個人から直接生活者に発信されるケースが多くなってきています。それに伴い、これまで情報に対し受動的だった顧客や取引先・従業員・地域社会・生活者などは、能動的に企業や団体のことを知ろうという動きに変化してきました。
自らの意思で訪れる見学者への
「最大の営業の場」に
工場見学施設についても同様です。情報の受け手である見学者(お客様)は、自らの意思で見学施設へ足を運び、情報を収集するように能動的な姿を見せるという特徴をもちます。
つまり、工場見学の場でしっかりとしたコミュニケーションを取ることができれば、工場は「最大の広告の場」であり、見学は「最大の営業の場」となります。
工場見学ブームの拡大と共に、来場者はさらに増加すると予想されているだけに、工場見学を行う企業にとっては、今後の工場見学の在り方が、今、大きな課題となっています。